活動報告

活動報告

【 東京都荒川区児童相談所へ 】

市村ただみつです。
先日東京23区の中で初めて児童相談所を開設した荒川区にお邪魔し、児童相談所事業について所長話を伺ってきました。荒川区では児童相談所と名乗らず、区民の方々が気軽に相談しやすいように「荒川区子ども家庭総合センター」と名称されています。

児童相談所を設置した一番のメリットは相談を受けた後の支援につなぐスピードが上がったことです。今までは東京都の機関であったため、どうしてもタイムラグが生じていたものの、区が設置したことにより市民部や福祉部とのスピード感を持った情報連携が実現したとのことです。また区が児童相談所を設置したことにより、相談先が身近になったとの区民の声もあるそうです。

昨今新型コロナウイルス感染が広がり、外出自粛しなくてはいけない、そんな雰囲気が社会全体に広がっております。その影響によって家庭内においてはストレスが高まり、夫婦間のトラブルが増加し、それが児童への心理的虐待へと繋がっています。

このような社会状況の中、児童相談所の役割は大きくなっており、群馬県内においても高崎市が令和7年度開所に向け動き出しています。

前橋市では現状児童相談所の開設は計画されておりません。
ただ現在の不安定な社会情勢の中、子どもの課題はますます顕在化してくると予測されます。

先進都市の事例を学び、前橋市の子どもたちを支えていくために知識を備えていきたいと思います。

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